たった一つの真実

campur佐野

2008年10月27日 17:19

こんばんは佐野です。
言葉って一番人を傷つけますよね。そして喜ばせ間違わせる。
人は言葉によって白黒をはっきりつけたがる。

「そうねもしこの世に言葉なんてなければ、私たちずっと一緒にいれたよね」 UAの歌詞にもこんな言葉がありました。

僕はこの話しはすることはないだろうと思っていましたが、喋りたいので書くことにしました。
先週の火曜日、岡崎市美術館に行きました。
美術館の中には入りませんでしたが、そこはとても景色がキレイで散歩にはもってこいのスポットでした。

しばらく歩いていると前方に犬を散歩させている老夫婦の姿が見えた。
なんだかほのぼのとする光景で自分も年をとって時間が出来たら毎日こんな場所を散歩したい。
そんなことを考えていた。

そして老夫婦の姿が近くなり、まさにすれ違おうとした瞬間である!!

旦那さんの方が「あっ、、オナラしちゃった。。」  と言った。

僕は一瞬耳を疑ったが、オジサンの照れくさそうな笑顔が忘れられなかった。
そして僕は笑いを噛み殺し、少し足早になった。

こういう言葉の出遭い頭の事故というのは突然やってくるものである。

この傷だらけの世界はもう終わりが近い。。誰かこの世界を全部洗ってください。。。

詐欺、偽装、不正など相次ぐ不祥事が騒がれるこの世の中で、その日オジサンからたった一つの真実の言葉が聞けた
気がした。僕はなんだか嬉しくなった!

ただ一つ疑惑が残るとするならば、それを今ここで言う必要があったのか!?誰に対しての報告なんだというぐらいの
ものだ。しかしそんな愚問はこのような時に問うことではない。

僕の好きな言葉にdon't think feel という言葉がある。
「考えるな、感じろ!」という事だ。

そして美術館をグルッと一周まわり終わるころまたしても前方から老夫婦を発見!

そして老夫婦の姿が近くなった。そして僕は構えた。

老夫婦はすれ違い様に軽く会釈をした。

そう、そこに言葉を交わす必要はない。すでに白黒はついているのだから。

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